やりがいや魅力

やりがいや魅力

消化器内科が扱う疾患は多岐に渡ります。ほとんどの患者さんが慢性疾患を合併しています。疾患に対する知識とケアに関するスキルが必要ですが、看護師として大きなやりがいを感じられるでしょう。

アセスメントスキルが自然に身につく

患者さんは様々な症状を抱えていますが、症状が表れたら、看護師のケアが必要なのか、薬を投与しなければならないのか、それとも緊急性が高く医師に報告するべきなのかを判断しなければなりません。得られた情報から何が考えられるかを想定して医師や先輩看護師に相談し、医師や先輩の判断とその時自分がどう思ったかを後から整理することでアセスメントスキルも高まっていきます。
疾患への理解はもちろん、全身状態や症状、検査データから判断することを日々の看護の中で繰り返しているので、仕事をしながら自然と分析力や経験値を身につけることができます。

他の科で役立つスキルも身につく

患者さんの年齢や治療段階が様々なので、どのような状況になっても対応できるように応用力が鍛えられます。具体的には、栄養管理やライン管理、終末期医療や緩和ケア、内視鏡の介助、抗がん剤使用時の管理などですが、消化器疾患は全身状態の観察が必須なため、他の科でも役立つスキルも身につけることができます。

コミュニケーション能力の向上

消化器内科では糖尿病、高血圧、肝臓病などの患者さんに対して、生活習慣病対策の指導や説明も行っています。しかし、ただ指導するだけでは不十分です。どうすればこれまでの行動を変えられるのか、患者さんに寄り添いながら考えていかなければなりません。そのため、指導する看護師には食事のバランスや運動療法、禁煙治療、アルコール依存症などの知識が必要です。会話を通じて患者さんの行動変容を促すことになるので、コミュニケーション能力も向上します。

回復していく様子を実感できる

消化器内科には長期入院の患者さんもたくさんいます。そのような患者さんが回復し、退院される時は大きな喜びを感じます。患者さんやご家族から「ありがとう」「あなたにケアしてもらえてよかった」など、感謝の言葉をいただく機会も少なくありません。このような言葉をいただいた時に、消化器内科看護師になってよかったとやりがいを感じます。

豊富なキャリアプラン

消化器内科は他の診療科に比べて領域が広いため、他科に転職しても知識を活かすことができます。消化器内科から消化器外科、手術室、循環器内科、腎臓内科、血液内科など、様々なキャリアプランを考えられるので、看護師としてスキルを磨きたい人にとってはやりがいのある科です。